同じ会社に半年以上継続して勤務をし、8割以上の出勤実績があれば、有給休暇を取得することができます。正社員の場合、継続して働くことによって、有給休暇が付与されることは多くの人が知っていると思いますが、実はパートやアルバイトも有給休暇を取得することができることは、あまり知られていないかもしれません。
パートやアルバイトの有給休暇の計算方法は、正社員とは少し異なり、週に何日働いているかによって変わってきます。週1日の勤務の場合、半年後に有給休暇が1日付与されることになります。また、週4日勤務している場合であれば、7日間付与され、付与される救急休暇日数に関しては、細かい決まりが設けられています。ですから、パートやアルバイトをするときには、あらかじめ面接などで確認しておくとよいでしょう。
それから、有給休暇を取得した際の給与の計算方法も、働き方や会社によって異なります。毎日一定の時間働いている場合であれば、有給休暇を取得した日も、いつもの日当と同じ額が支払われますが、勤務時間が不規則な場合は、過去数か月の給与の平均から有給休暇中の給与が計算される場合もあります。また、健康保険の標準報酬月額から計算される場合もあるようです。
このように、パートやアルバイトであっても、有給休暇を取得する権利はあるので、「正社員以外は有給休暇を付与してもらえない」と諦めないで、一度会社に問い合わせてみるといいかもしれません。